セクシュアルヘルス研究室
LABORATORY
どうなってる? 日本の性の大規模調査。気になる本音と実際を公開。
正しく実践に即した情報提供をするためには、本音と実態を理解する必要があります。日本家族計画協会の協力で実施している、【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイの調査報告をご紹介。
すれ違う男女の悩み。男性は早さ、女性は・・・
セックスの際の悩みに関する質問は、挿入時間の短さについて各年代の男性の約3割が悩みとして挙げているのに対し、女性は1割にも満たないという結果でした。女性はむしろ、時間よりも快感や満足感を得られないことに悩んでおり、特に20〜40代においては約3割がオーガズムに達することができないと回答しました。
セックスに関して悩み事(コンプレックスなど)はありますか?(主なもの3つまで)
世間を賑わす浮気・不倫。経験率に大きな変化
2017年の同調査で浮気・不倫経験があると答えた男性は、全体で37.0%、女性全体では24.4%でした。それに対し、今回の調査では、それぞれ67.9%、46.3%と大きく増加していました。男女とも、若い世代ほど浮気経験率は高く、20〜40代の男女のおよそ3人に1人は、現在進行形で特定の人物1人としているという結果となりました。
現在、パートナー(恋人や結婚相手)以外の人とセックスをしていますか?(浮気、不倫、性風俗利用を含む)
女性のひとりエッチ。4人に1人は月1回以上
自慰(マスターベーション)の頻度を尋ねると、「したことはない」と回答したのは、男性全体で5.8%、女性全体では43.4%でした。男性は年齢を超えて高頻度で経験している一方、女性はいずれの年代も半数以上が「1年以上していない」もしくは「したことはない」と回答しており、男女の差が明確になりました。しかし、20〜30代女性の3割ほどは、月に1回以上自慰をしており、若い世代の女性においては一般的になっている様子がうかがえました。